FUCS
FUCS
女体への態位の刷り込み。
草食系男子とやらが増えた現代はいざ知らず、昔は、妻妾や情人に対し、男は自分なりの性技を教え込むのが甲斐性とされていた。たとえば相舐めのサインは女を逆さ枕で寝かせる、酔ったときは女上位で致す、といった類の行為を手馴づける。共寝での主導権はつねに男が握っていたのである。
彼女からメールで「今夜FUCSしてちょうだい」なんてメッセージ送られたら、浮き上がってしまうなあ。
おいしいバカ
「おいしい」バカ
グルメ系TVタレントへの蔑称。
食い意地番組で口へ入るものは何でも「おいしい」「うまい」「イケる」とべた褒め。他にボキャブラリーを知らなくても時間を持たせているからお見事だ。某夜、整形美女タレがフランクフルトソーセージを口にすべりこませた映像に、ああ、彼女もアレ好きなんだ、とあらぬ想像をしてニタリ!
電痴
電化製品オタクを小バカにした呼称。
屋根はソーラー発電パネル張り、そこに方位パラボラアンテナだのBSアンテナなどがニョキニョキ。家の中はオール電化で、白モノはもちろん、歯ブラシからケツ穴の毛抜きまで電化製品で埋め尽くされている。
雷サマがぼやいたとさ、「落ちるに落ちられねぇ」
プア・リターン
財形投資しても一向に儲からず、気がついたときには元も子も無くしている状態を指す。「ハイ・リターン」の逆語である。
バブル崩壊後はリーマンショックはじめアメリカ経済を中心とした世界的な長期不況のあおりで、資金投資を取り巻く環境は厳しさを増している。株式投資等で資産を減らした人たちも少なくない。現今、アベノミックスの効果もさして期待できないままだ。
じつは「プア・リターン」こそ、万年貧乏人の不労所得者へのやっかみが生み出した底意地の悪いキーワードなのだ。
奇天烈キーワード笑典
投稿にあたって
ネットビジネスの世界では、いまや「キーワード」が花盛りである。検索エンジンだ、やれSEOだと、キーワードは現代の錬金術と化している感がある。そのキーワードなるものを茶化して解説を付けお見せする。
創作したキーワードは多彩な分野に及ぶが、筆者(花酒爺こと荻生待也)は愛酒家自認ゆえ酒関連に偏ってしまう。お許しいただきたい。
見出しに用いたキーワードについて、とくに断りのない場合は、すべて筆者が創作したものである。
一日一題を予定。
電脳万能社会
パソコンを使いこなしインターネット中心で動く現代社会。
山里のおばあちゃんが収穫物をパソコン管理したり、ネット販売で羽振のいい生活が出来る時代だ。パソコンに振り回されるのは真っ平、などと敬遠していたら、世の中から弾き飛ばされてしまう。76歳にしてネットを始めてまだ3年生の筆生、つくづく電脳万能社会を実感している。
聞くところによると、地獄の三丁目では閻魔様が嘘つき人間どもから引っこ抜いた膨大な数の舌をパソコンで管理しているという。ハナサケジジイなる男に対しては、堕獄したときの処刑に備え、ブラックリストの筆頭にあげているそうだ。ハハハ。